


アトリエ・リカルド・ファザネロは、1968年にリオデジャネイロでリカルド・ファザネロによって設立された工房です。生涯にわたり活動の拠点となり、試作やプロトタイプを重ねることでアイデアを洗練させる実験室の役割を果たしました。現在も彼の家族によって運営され、娘のアンドレア・タノフスキ・ファザネロが責任者を務めています。創設者自身が職人として制作に深く関わっていた精神を受け継ぎ、全ての家具は熟練した職人たちの手作業によって丁寧に仕上げられています。特に、リカルドが生きていた時代から働いている職人も在籍しており、彼のデザイン哲学とクラフトマンシップが息づいています。生産体制の拡充に伴い、工房をリオデジャネイロの別エリアへ移転予定で、さらにベルリンにも新たな製作拠点を設立する計画が進められています。