学校法人 ICSカレッジオブアーツ : 家具展示のお知らせ

目黒区碑文谷にある、学校法人 ICSカレッジオブアーツ校舎のエントランスギャラリーにて、建築家リナ・ボ・バルディが手がけた家具群の展示をおこないます。
1963年、東京オリンピックを翌年に控え、都市と文化が大きな転換期を迎えようとしていた時代に、柄澤立子によって「インテリアセンタースクール(現・ICSカレッジオブアーツ)」は創立されました。日本で初めて「インテリアデザイン科」を設置した専門教育機関として、空間や暮らしのデザインを学ぶ環境の先駆けとなった学校です。
当時、「インテリア」という概念はまだ一般に定着しておらず、男性中心の建築界とは異なる文脈のなかで、装飾ではなく、日々の暮らしを形づくるものとしてインテリアを捉え、空間と生活の関係を深く掘り下げる教育が模索されていました。ICSでは、「手で考える」「暮らしに根ざす」という姿勢を軸に、家具制作や模型制作を通じて空間を身体的に理解する教育が行われてきました。欧米のデザイン教育を参照しつつも、生活文化に根ざした独自のスタイルを築き、日本の空間教育に新たな視点をもたらしました。
本展では、同じく地域に根ざしながら、異なる文化や価値観をつなぐ実践を行ってきた建築家リナ・ボ・バルディの家具に焦点を当てます。リナは、MASP(サンパウロ美術館)、SESCポンペイア、Casa do Beninといった代表的建築のために家具を設計し、建築と家具を一体のものとして捉えてきました。素材の扱い、人々の使い方、地域の文化との関係性を丁寧に読み取りながら、その場所にふさわしい家具を生み出しています。
会場では、こうした思想を色濃く反映する椅子、スツール、テーブルなどの主要作品を紹介。あわせて、設計当時の図面やスケッチ、制作過程に関わる資料など、リナ・ボ・バルディの思考の軌跡を示すアーカイブの一部も公開します。
近年の建築デザインにおいて、建築とインテリアを一体のものとして捉える視点は、必ずしも主流とは言えなくなっています。この展示を通して、建築とインテリアを一体として考えることの意味を、来場者それぞれの視点で捉え直す、ひとつのきっかけとなれば幸いです。
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◉会 期|2026年1月16日(金) – 1月21日(水) / 日曜・祝日は休館
◉時 間|平日10:00 – 19:00 / 土曜11:00 – 16:00
◉会 場|〒152-0022 東京都目黒区柿の木坂1丁目5−6 / ICS Base (ICSカレッジオブアーツ1F)
◉入 場|無料(申込不要)
【展示会開催記念|ギャラリートークイベント】
「LINA BO BARDI ―人と文化をつなぐ家具―」展を記念し、1日限りのトークイベントを開催いたします。 展示作品や資料を交えながら、建築家リナ・ボ・バルディの家具とその背景について、ここでしか聞けない内容をお届けします。
◉ゲスト|是久拓郎(CASA DE/Art Modern Japan 株式会社)
◉日 時|[第1回]2026年1月17日(土) 14:00 – 15:00(質疑応答・交流含め)
|[第2回]2026年1月21日(水) 19:00 – 20:00(質疑応答・交流含め)
※各回の内容は同じ内容となります
◉会 場|〒152-0022 東京都目黒区柿の木坂1丁目5−6 / ICS Base (ICSカレッジオブアーツ1F)
◉定 員|15名
◉参加費|各回1,000円/ドリンク付き(当日現金支払い)
◉申 込|事前申込制
※お申し込み締切は、各回開催日の3日前となります
詳しくは、ICSホームページよりご確認ください。
https://www.ics.ac.jp/info/icsbase_4/
1963年、東京オリンピックを翌年に控え、都市と文化が大きな転換期を迎えようとしていた時代に、柄澤立子によって「インテリアセンタースクール(現・ICSカレッジオブアーツ)」は創立されました。日本で初めて「インテリアデザイン科」を設置した専門教育機関として、空間や暮らしのデザインを学ぶ環境の先駆けとなった学校です。
当時、「インテリア」という概念はまだ一般に定着しておらず、男性中心の建築界とは異なる文脈のなかで、装飾ではなく、日々の暮らしを形づくるものとしてインテリアを捉え、空間と生活の関係を深く掘り下げる教育が模索されていました。ICSでは、「手で考える」「暮らしに根ざす」という姿勢を軸に、家具制作や模型制作を通じて空間を身体的に理解する教育が行われてきました。欧米のデザイン教育を参照しつつも、生活文化に根ざした独自のスタイルを築き、日本の空間教育に新たな視点をもたらしました。
本展では、同じく地域に根ざしながら、異なる文化や価値観をつなぐ実践を行ってきた建築家リナ・ボ・バルディの家具に焦点を当てます。リナは、MASP(サンパウロ美術館)、SESCポンペイア、Casa do Beninといった代表的建築のために家具を設計し、建築と家具を一体のものとして捉えてきました。素材の扱い、人々の使い方、地域の文化との関係性を丁寧に読み取りながら、その場所にふさわしい家具を生み出しています。
会場では、こうした思想を色濃く反映する椅子、スツール、テーブルなどの主要作品を紹介。あわせて、設計当時の図面やスケッチ、制作過程に関わる資料など、リナ・ボ・バルディの思考の軌跡を示すアーカイブの一部も公開します。
近年の建築デザインにおいて、建築とインテリアを一体のものとして捉える視点は、必ずしも主流とは言えなくなっています。この展示を通して、建築とインテリアを一体として考えることの意味を、来場者それぞれの視点で捉え直す、ひとつのきっかけとなれば幸いです。
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◉会 期|2026年1月16日(金) – 1月21日(水) / 日曜・祝日は休館
◉時 間|平日10:00 – 19:00 / 土曜11:00 – 16:00
◉会 場|〒152-0022 東京都目黒区柿の木坂1丁目5−6 / ICS Base (ICSカレッジオブアーツ1F)
◉入 場|無料(申込不要)
【展示会開催記念|ギャラリートークイベント】
「LINA BO BARDI ―人と文化をつなぐ家具―」展を記念し、1日限りのトークイベントを開催いたします。 展示作品や資料を交えながら、建築家リナ・ボ・バルディの家具とその背景について、ここでしか聞けない内容をお届けします。
◉ゲスト|是久拓郎(CASA DE/Art Modern Japan 株式会社)
◉日 時|[第1回]2026年1月17日(土) 14:00 – 15:00(質疑応答・交流含め)
|[第2回]2026年1月21日(水) 19:00 – 20:00(質疑応答・交流含め)
※各回の内容は同じ内容となります
◉会 場|〒152-0022 東京都目黒区柿の木坂1丁目5−6 / ICS Base (ICSカレッジオブアーツ1F)
◉定 員|15名
◉参加費|各回1,000円/ドリンク付き(当日現金支払い)
◉申 込|事前申込制
※お申し込み締切は、各回開催日の3日前となります
詳しくは、ICSホームページよりご確認ください。
https://www.ics.ac.jp/info/icsbase_4/