“Next Door Café” Chair
- NUMBER
- GB5
- DESIGNER
- Geoffrey Bawa
- MATERIAL
- Red Oak, Leather upholstery (Indian Buffalo Hide) / レッドオーク、革張り
- PRICE
- 396,000 JPY
360,000JPY + tax 価格表はこちら
- SIZE
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W480 D455 H850 SH470 AH685mm
- LEAD TIME
- 12~ weeks
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- CATEGORY
- Dining Room Chairs, Seating
- DESIGN PERIOD
- 1965
- BRAND
- Phantom Hands
- スペックシート



DISCRIPTION
「Next Door Cafe」チェアは、ジェフリー・バワが1965年にデザインした作品で、当時パートナーを務めていた建築事務所「エドワーズ・リード&ベッグ」の隣にあったカフェのために制作されました。そのため「エドワーズ・チェア」とも呼ばれています。その後、この椅子は1969年に開業したベントタ・ビーチ・ホテルのオールデイダイニング内のカフェでも使用され、バワの空間を象徴する存在となりました。
デザインの系譜をたどると、同じくバワによる「サドルチェア」やベントタ・ビーチ・ホテルのダイニングチェアと共通点を持ち、さらにクラシックな「サファリチェア」との関連性も見て取れます。サファリチェアは、イギリス陸軍の“野営用家具”である「ルーキー・チェア」を、デンマークの建築家コーア・クリントが再解釈したものとして知られており、この作品にもそうした実験的かつ普遍的な意匠の流れが反映されています。
オリジナルは身長180cmを超えるバワ本人の体格に合わせて設計されていた可能性が高く、今回Phantom Handsによる復刻版では、より幅広い体型にフィットするよう寸法と座り心地が再構成されています。張地には、当初スリランカ産のタンカラーの革が使われていましたが、復刻版ではインド・デリーの野営用家具メーカー「J & R Guram」から調達したバッファローレザーを採用。オリジナルの質感に近い同系色でありながら、現代的な耐久性と快適さを備えています。フレームには強度と環境性能に優れた北米産レッドオーク材を使用し、手触りを高めるために軽くブラッシング加工を施したうえで、RAL 3002番の赤で塗装。さらに水性塗料で仕上げることで、環境への負荷を抑えながら当時の佇まいを現代に蘇らせています。