Poltrona Sera
- NUMBER
- JZC02
- DESIGNER
- José Zanine Caldas
- PRICE
- 1,617,000 JPY
1,470,000JPY + tax 価格表はこちら
- SIZE
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W600 D830 H720 SH270 AHmm
- LEAD TIME
- 16 weeks
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- CATEGORY
- Seating, Lounge / Armchairs
- DESIGN PERIOD
- 1970s
- BRAND
- 31 Mobiliário
DISCRIPTION
「Poltrona Sela」は、1970年代にジョゼ・ザニーネ・カルダスがデザインしたラウンジチェアです。「Sela」はポルトガル語で「鞍」を意味し、身体を深く受け止める座面と背もたれの曲線に、その名の由来が表現されています。ブラジル・ベルモンテに生まれたザニーネは、幼い頃から環境、とくに樹木に深く惹かれました。デザイナー、建築家、彫刻家、大工として活動し、ひとつの領域にとどまることなく、実験を通して独自の表現を築いていきました。正式な建築学士号は持たなかったものの、20歳でバイーアからリオデジャネイロへ移り、建築模型の工房を開き、ルシオ・コスタやオスカー・ニーマイヤーといったブラジル・モダニズムの先駆者たちとも仕事を重ねています。
1948年には、セバスチャン・ポンテス、パウロ・メロとともに、サン・ジョゼ・ドス・カンポスで「Móveis Artístico Z」を設立。魅力に乏しい大量生産品が主流となりつつあった当時の市場に対し、シナ合板を用いた半量産家具によって、デザイン性の高いモダン家具をより手に取りやすいかたちで提示しました。これは、モダンデザインを限られた富裕層のためのものではなく、より広い社会へ届けようとする、ザニーネの前期を象徴する取り組みでした。その後、ザニーネは故郷バイーアへ戻り、倒木から船や家具を彫る職人たちの仕事に影響を受けます。次第に彼の関心は、効率的な生産や市場性だけではなく、木そのものが持つ量感、表情、土地の記憶へと向かっていきました。彼にとって木は、単なる構造材ではなく、自然や生命の感覚を宿す存在でした。
「Poltrona Sela」は、そうしたザニーネの変化のなかで生まれた作品です。Móveis Artístico Zに見られた家具としての明快さや実用性を残しながらも、無垢材の力強い構造と、身体になじむ本革の質感によって、より深い自然観や身体感覚が表現されています。前期の商業的な家具制作と、後期に強まっていく森林や生命への思想が交差する、ザニーネの転換期を示す一脚です。力強く、素朴でありながら、過度に装飾的ではない。「Poltrona Sela」は、ブラジルの風土、手仕事、森林への深いまなざしが凝縮された、ジョゼ・ザニーネ・カルダスの思想的な転換を感じさせるラウンジチェアです。
ATTENTION
受注販売品となります。

