Kilin Armchair [cowhide]

NUMBER
SR05-B
DESIGNER
Sergio Rodrigues
MATERIAL
Brazilian Cherry / Imbuia Varnish / Imbuia Stain
PRICE
792,000 JPY〜
720,000JPY + tax 〜
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SIZE
W680 D630 H690 SH420mm
LEAD TIME
32~ weeks
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CATEGORY
Seating, Lounge / Armchairs
DESIGN PERIOD
1973
BRAND
Lin Brasil
スペックシート
Kilin Armchair [cowhide]

DISCRIPTION

セルジオ・ロドリゲスのデザインにおける「キリン・アームチェア」(1973年)は、彼の遊び心と構造的イノベーションの象徴的作品です。この名前は、ロドリゲスが愛情を込めて「小さなリス」と呼んでいた妻、ベラ・ベアトリス(1931-2017)に敬意を表してつけられたものです。キリンは、ブラジル語で「エスキリーニョ」というニックネームをアレンジしたものです。デザインにおいては、ブラジル植民地時代の家具で見られる楔(くさび)を応用し、構造の要として使用。2つの優雅な側面と、それを貫通するクロスピースによって組み立てられ、頑丈さと軽やかさを両立しました。 座面と背もたれは一体成型のレザーを使用し、精巧なストラップで構造に固定。これにより、快適さと耐久性を保証しています。この楔とストラップの組み合わせは、ロドリゲスの作品を特徴付けるだけでなく、彼のトレードマークともいえる要素となりました。 このデザインは、ブラジル建築家協会(AB)から1975年に賞を授与され、ロドリゲスのプラスチック的感性と遊び心の結晶として評価されています。分解・組み立てが容易な点も特徴で、彼のデザイン哲学と生活へのアプローチを象徴する作品です。

  • 木種選択可能
  • 生地選択可能
  • フィニッシュ(木材)選択可能

VARIATION

PRICE LIST

Sergio Rodrigues

Sergio Rodriguesセルジオ・ロベルト・サントス・ロドリゲス

1927 - 2014

ブラジル生まれ。
家具デザインを手がけて60年の節目となった2014年に同市でその生涯を終えます。1200ものデザインを起こし、その半分は実際に生産されたと言われています。ロドリゲスは、1952年の大学卒業後、クリチバに移り、カルロ・ハウナーらとともに家具事業をスタート。1955年にリオデジャネイロに戻り、量販家具メーカーの「Oca」を設立しました。彼は、無垢材、特にジャカランダを好んで用い、それに皮革や布地、籐、金属など、違う素材を組み合わせたデザインを数多く生み出しました。オスカー・ニーマイヤーとルシオ・コスタの依頼により、1960年に落成し、のちに世界遺産に登録されたブラジリアの多くの政府庁舎に、ロドリゲスの家具が納められました。

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